明日も元気で頑張ろう!

「有権者がアホだからアホな政治家しか出てこない」と亀井氏

「昔はよかった」−−そう言いたいのではない。利権や派閥の論理に彩られた「古い自民党」は、国民の猛批判を浴び、下野を余儀なくされたこともあった。しかしそうした「汚さ」の半面、かつて党の中枢を担った議員たちには「政治とはかくあるべし」の矜持があった。彼らは言う。「今の自民党は、もはや国民のために在る政党ではない」−−と。党政務調査会長、建設大臣を歴任した亀井静香氏(80)が諫言する。

 

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 このところ自民党の若手議員や閣僚の不祥事が続いているのは、派閥が機能しなくなったからです。かつては「資金の面倒をみる」「人事を責任を持ってみる」という機能が派閥にあり、それによって派閥幹部は若手議員に対する統制力を持ち、鍛えることができた。ところが、いまはその機能が失われてしまった。

 

 大臣も派閥幹部が人物を見極めて推薦するのではなく、そのときの総理と取り巻きが一本釣りで決めるようになったので、いい加減な人物が入り込みやすくなっている。

 

 しかも議員になる連中がろくでもない。自民党に限らないが、都議選を見ても、いままで政治に対して真剣に向き合ってきたような候補者なんて皆無でしょう。有権者も風で選んでいるだけで、候補者を見ていない。有権者がアホだから、アホな政治家しか出てこない。

 

誤解したらいけないが、安倍(晋三)総理はまともなんですよ。総理として死にものぐるいでやっています。しかし、使う“道具”がよくない。道具というのはブレーンとなる政治家や役人のことですが、間違った道具を官邸に入れてしまっているんです。

 

 彼の政治理念は、「格差是正」と「新自由主義反対」なのに、間違った道具を使うから、実際にやっていることは真逆なんです。天皇陛下の生前退位にしても、一代限りにする法律をつくったが、彼の本来の主張は私と一緒で「生前退位は認めない」で、これもやっていることは逆。

 

 ろくでもない連中のなかから道具を選ぶんだから、こうなるのも無理ないかと思いますが、安倍総理の弱点は決断力がないことです。

 

 稲田(朋美)防衛相の問題が出たときに、私は電話で「稲田をすぐに切れ」と伝えたが、彼はやらなかった。次の内閣改造で更迭するからそのときでいいと思ったのかもしれないが、投票日前日に更迭しておけば都議選はもう少しマシな結果になっていた。こんな簡単な決断もできないのです。

 

 しかし、政権の支持率も下がってきたのだから、ここは決断して首の周りに巻きついている連中を切り捨て、最後は自分の信じる道を進んでみてはいかがだろうか。

 

 ※週刊ポスト2017年7月21・28日号 ステーキ

長崎平和式典、祈りの場で非常識デモ 「こんな時も静かにできないか」

原爆投下から72年。長崎市は9日、犠牲者への鎮魂の祈りに包まれた。だが、平和祈念式典の会場近くでは、「政権打倒」など無関係な主張を大声で繰り返す集団がいた。慰霊の静けさを打ち破る非常識な行動に、多くの被爆者や遺族は、冷ややかな目を向けた。(中村雅和)

 長崎市主催の式典は、平和公園(同市松山町)で営まれた。雨模様の中、午前9時ごろから、多くの市民が集まった。公園入り口で、一人の中年男性が、笛を吹き鳴らして歩いていた。安倍政権をナチス・ドイツになぞらえて批判するプラカードを掲げる。参列者が眉をひそめても、意に介さない。

 たまりかねた警察官や市職員が、立ち去るように促す。男性は、道を挟んだ爆心地公園に移った。「原爆落下中心碑」があり、そこにも慰霊で多くの人が訪れていた。だが、男性の行動は変わらなかった。埼玉県から小学生を引率して訪れたという団体職員、向井良和氏(37)は「私も今の政権には疑問を持っています。それでも、あんな姿は子供に見せられない」とあきれ顔で語った。爆心地公園には他にも、目を覆いたくなるような光景が広がっていた。

 「8・9長崎反戦闘争実行委員会」を名乗る団体が、集会を催していた。30人ほどがいた。

 「日本帝国主義がアジア各国を侵略したことを踏まえ、どのような立場で、戦いを作っていくのかが問われている」

 こんな発言で集会は始まった。午前10時ごろだった。近くには「安倍の式典参加弾劾!」「川内玄海再稼働反対!」「辺野古新基地反対」と書かれた旗や横断幕が並ぶ。集会では原爆投下や無差別空襲について「日本帝国主義のアジア侵略戦争の結果だ」と断じた。日本政府の核兵器禁止条約への不参加を批判しながら、北朝鮮による核開発には一切、言及しなかった。

 主催者の男性に、北朝鮮について尋ねると「もちろん問題だと思っている。しかし、まずは国内の核問題だ。アメリカの核の傘の下にある現状を変革することが優先だ」とだけ答え、足早に立ち去った。

 静けさを乱す行動は、午前10時35分に平和祈念式典が始まると、一層エスカレートした。安倍晋三首相ら関係者による献花が始まった同50分過ぎ、式典会場にデモ行進の声がかすかに響いた。

 30人ほどのデモ隊だった。警察庁が中核派系と認定する「NAZEN」(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の旗もあった。平和公園に面する道を歩きながら、「9条を守ろう」「安倍を倒せ」など幟旗を手に、気勢を上げた。式典で安倍首相は「原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで哀悼の誠を捧(ささ)げます」と語った。

 一方、集団は「安倍は出ていけ!」と、シュプレヒコールを繰り返した。会場外のモニターで、式典の様子を見つめていた北九州市戸畑区の無職、武藤良雄氏(64)は「親族が原爆で亡くなりました。こんな時にさえ静かにできない連中が、何を訴えても信用する気にならない。自己満足で、人の心に土足で踏み込んでいるようなものだ」と憤った。

 2歳の時に被爆したという長崎市の無職、和田要氏(74)は会場外の騒ぎに「毎年のことで、何とも思わない」と切り捨てた。「長崎を最後の被爆地にという言葉が、人類共通の願いであり、意志であることを示します」。田上富久市長が訴えると、会場は大きな拍手に包まれた。対照的に会場外の騒がしい訴えが、共感と支持を得ることはないだろう。

みっともねえ連中だな、哀れだよ。人の心を思いやることの出来ない連中が多くなりすぎた。。。